湖水地方のロマネスク巡り①
2010年 11月 13日
北イタリアの湖水地方はロマネスク教会の宝庫である。
「グラヴェドーナで観光通訳」を依頼されたとき、正直「どこ?」と思った。
レッコからスタートして、ベッラーノ、グラヴェドーナ、ピオーナと周る、
私にとっては未開の地、謎のルートを巡ることとなりました。
季節は6月の中旬だったのですが、
暑くもなく寒くもなく、さわやかな気候の湖水地方で、
遊覧船に乗ってグラヴェドーナまでの移動は、
湖畔に立ち並ぶ小さな教会を見ながら、
また、船内のレストランで食事を取りながら、バールでお茶をしながら、
たくさんの方がそれぞれの楽しみ方を堪能していました。
私のお客様を見ると、爆睡しています。
すっかり、舟を漕いでいます。
船の上で、舟を漕ぐ。
言葉の上では間違いではないのですが、
「せっかくの景色を…」と思ってしまいました。
しかし、これは例えるなら、
マッサージをしてもらいながら、つい爆睡してしまう状況と同じかもしれません。
うとうとする私に対して、マッサージしてくれる人はこう思っているでしょう。
「せっかくツボを押してるのに…」と。
おそらく船上から眺める湖畔の景色は、
お客様にとってまさに「ツボ」だったのでしょう。
まず、都会とは空気が異なります。
大自然のなかにひっそり建つロマネスク教会は、自然と宗教の調和。
水と緑…。
ここには多くの「癒し」がありました。
少ない日程にたくさん詰め込むのも「旅」のかたち。
ゆったりとした景色の中で安らぎを求めるのも「旅」のかたち。
さまざまな旅のスタイルを乗せて、
船はグラヴェドーナに到着しました。
ミラノ 川倉 靖
「グラヴェドーナで観光通訳」を依頼されたとき、正直「どこ?」と思った。
レッコからスタートして、ベッラーノ、グラヴェドーナ、ピオーナと周る、
私にとっては未開の地、謎のルートを巡ることとなりました。
季節は6月の中旬だったのですが、
暑くもなく寒くもなく、さわやかな気候の湖水地方で、
遊覧船に乗ってグラヴェドーナまでの移動は、
湖畔に立ち並ぶ小さな教会を見ながら、
また、船内のレストランで食事を取りながら、バールでお茶をしながら、
たくさんの方がそれぞれの楽しみ方を堪能していました。
私のお客様を見ると、爆睡しています。
すっかり、舟を漕いでいます。
船の上で、舟を漕ぐ。
言葉の上では間違いではないのですが、
「せっかくの景色を…」と思ってしまいました。
しかし、これは例えるなら、
マッサージをしてもらいながら、つい爆睡してしまう状況と同じかもしれません。
うとうとする私に対して、マッサージしてくれる人はこう思っているでしょう。
「せっかくツボを押してるのに…」と。
おそらく船上から眺める湖畔の景色は、
お客様にとってまさに「ツボ」だったのでしょう。
まず、都会とは空気が異なります。
大自然のなかにひっそり建つロマネスク教会は、自然と宗教の調和。
水と緑…。
ここには多くの「癒し」がありました。
少ない日程にたくさん詰め込むのも「旅」のかたち。
ゆったりとした景色の中で安らぎを求めるのも「旅」のかたち。
さまざまな旅のスタイルを乗せて、
船はグラヴェドーナに到着しました。
ミラノ 川倉 靖
by maxguid
| 2010-11-13 03:47